「蓮こよみ 2月」

如月、二月です。
ダルマさんは京都壬生寺のもの。
京都では節分のお参りにここに参拝します。
一年で一番寒いのが二月なのではないか!と私は思っています。
寒い二月だからこそ
暑い時期に咲く蓮をみて寒さを乗り越えたい!
そんな思いを込めています。

この蓮は京都嵯峨に咲く蓮。
この時期、夜明けとともに起き「蓮散歩」に出かけます。
寒いときは布団からでるのに時間がかかる私も夏は特別です。
暑い時期は4時半に目が覚めるのです。
(冬の私からは信じられない(笑))

この日は定番のコース
大覚寺から小倉池のある常寂光寺をめざします。
途中、清凉寺も通ります。ここは来年の大河ドラマ「光る君へ」にも
関係する源氏物語の主人公光源氏のモデルと云われる源融の別荘「棲霞観」だったところ
平安時代、嵯峨天皇が御所をおかれたこともあり
洛中からは少し離れた土地ではありますが嵯峨は人々の行き来がありにぎわっていたようです。
その時代の人も夏には蓮を愛でていたのであろうか?
そんな妄想の楽しみながら足を進めます。

落柿舎をみぎてに見て常寂光寺へとつきあたり左へ折れると
ほのかに蓮の香りが迎えてくれる
池はすぐそこ

蓮の香りの話をするとみなさん「蓮の香り知らない」とおっしゃる。
たしかに池に咲く蓮に顔を近づけることは難しい。
鉢植えの蓮に出会えたらぜひ蓮に顔を近づけその香りに触れてもらいたい。
香りを覚えると、またその香りに再会した時その存在に気付ける。

蓮の香りの歓迎を受け、小倉池に到着。
ここには戦前まで京都の南に広がっていた巨椋池の蓮の子孫が時を超えて咲く。
(巨椋池は蓮の名所であった。池は埋め立てられ今はない)
常寂光寺のご住職様が丹精込めて育てられたのだとか。

朝の澄んだ空気
朝のひかり
咲き誇る蓮たち

その姿に触れ朝から蓮に元気をもらう

そしてその姿は美しい。
凛と立つ姿からは品性品格を感じる。

寒い二月にこの蓮がいてくれることで
元気にすごせる力をくれる。

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この記事を書いた人

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