「蓮こよみ 11月」

蓮の卓上カレンダー「蓮こよみ」
2024年を世界中の蓮と過ごしてもらえるように作りました。
そして蓮の写真には見る人を浄らかにしその場を整える力をこめています。

この蓮は2023年7月京都は美山の八入窯さまにて出会いました。
夏の暑い日でありました。
自然に恵まれた美山。
ここは山間にかやぶきの集落も残り、芸術家やものづくりをする人たちが多く
住み移っているところでもあります。
ある方から「たくさんの蓮を育てておられる」と教えてもらい市内から足を延ばし
初めての訪問となりました。
庭にはびっしりと鉢が並んでいて、
さまざまな種類の蓮の花が出迎えてくれました。
それぞれの花が懸命に生きていました。
個々の美しさを発揮して凛と咲く様子を目の当たりにしひとつひとつの蓮に
ねぎらいの言葉をかけたい気持ちでした。
多くの蓮たち、鉢を順番に見せてもらいました。
背の高いのもあれば低いのもあります。
しゃがみこんだり、見上げたりしての散策でした。
背の高い蓮をくぐるように見たとき、ふと私の眼に飛び込んできたのがこの風景でした。
軸から美しい花びらを出し咲き誇る蓮。
普段はなかなか後ろから観る機会はありません。
「あ~美しい」おもわず声を上げカメラを向けていた自分がいました。

「視点をかえる」
同じものでも見方を変えると、違う景色が見えるのです。
この蓮は美しく咲きながらこんなメッセージを私にくれました。

日常の中でつい固定観念や思い込みで判断しがちです。
でも少し見方を変えると
ちがうように捉えられると教えてくれました。

蓮、ありがとう。

蓮を堪能させてもらい作品も買い求め
台湾の蓮の葛湯のようなものを蓮の器でいただいています。
まさに蓮尽し。幸せです。

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この記事を書いた人

山本香菜のアバター 山本香菜 サンロータス.

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