「蓮こよみ 8月」

蓮の卓上カレンダー「蓮こよみ」
2024年を世界中の蓮と過ごしてもらえるようつくりました。
そして蓮の写真には見る人を浄らかにしその場を整える力をこめています。

8月を彩るのは京都は嵐山近くに咲く蓮たち。

夏の朝はここちよい。日中は暑すぎた今年の夏でさえ朝はちがう空気が流れている。
夜明けとともに目覚め、蓮池目指しての朝散歩てくてく歩く。
ここの蓮池は常寂光寺のご住職が数年前から育てておられるものらしい。
小倉山の麓に位置するこの池は小倉池とよばれている。
ここの蓮は京都の南にあった今はなき巨椋池の蓮の子孫だという。
戦前、まだ巨椋池が埋め立てられるまで、そこにはたくさんの蓮が咲き乱れ、観蓮の名所となっていた。
漢字はちがえど、音の響きは同じ「おぐらいけ」どんなご縁かはわからないけど、
巨椋池の蓮が小倉池で生き続けている。
そんなご縁のうれしさを想像しながら、咲き誇る蓮たちに見惚れる時間をすごす。

ピンクと白が入り混じり池一面に広がるさまはまるで蓮の絨毯のよう。
そして、ここの蓮は数も多いからか池への道、手前から蓮の香りが出迎えてくれる。
こんな話を私がすると「蓮の香りってわからない」とおっしゃる方が多い。
普段池に咲く蓮を見る機会があっても花までの距離もあり香りを感じることはできない。
でも最近、お寺や個人でも蓮を育てておられる方もある。
(実は私も鉢で育てています)
鉢植えの蓮に出会われたらぜひ花に顔を近づけてみてほしい。
なんとも言えない心落ちつく香りが鼻から入って来てくれる。
蓮の香りを覚えたら小倉池の蓮が「ようこそ」と出迎えてくれていることに気づけるのだ。
ぜひとも、みなさまにもあの香りを体験してもらいたい。

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この記事を書いた人

山本香菜のアバター 山本香菜 サンロータス.

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